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どこまでリアルに想像できますか?

さて、前回のブログではなぜ黒人の人たちが今日に至るまで差別や偏見の対象になっているか?

 

その一番の原因となる部分、奴隷制についてをざっくりと見ていきましたね。

1500年頃から1888年まで続いたアメリカ大陸での奴隷制。300年以上という途方もない間続いていたこの悪魔の様な制度は現代に大きな爪痕を残しました。

 

1900年に入る前にアメリカ大陸では奴隷制は完全に廃止されました。

 

しかしながら、昨日まで奴隷だった人たちが今日から自由な身になったからといって全てが一夜で解決するわけではありません。

 

昨日まで人間とみなさずに家畜と同じ様な扱いをしていた存在を今日になって急に何もなかったかの様に普通に接することができるでしょうか?

 

元奴隷の黒人達は奴隷解放後も様々な差別に苦しむことになります。

 

有名な話では、

 

バスや電車で白人用と黒人用の席が分けられていたり、

 

そのほかにも、

 

学校や病院、レストランさえ明確に分けられていたり、

白人と黒人間の交際や結婚も法律上違法となっていたり、

 

州によって違いましたが、全く平等な扱いを受けることができませんでした。ジムクロウ法という法律が実際に存在し、1964年まで約90年近くの間合法的に差別が行われてきました。(黒人だけでなく有色人種に対しても)

 

そしてそのような法律がなくなった後、今でも黒人だというだけで、何もしていないのに警察に止められやしないか?誰かに疑われたりしないか?差別や偏見にさらされないか?と怯えて生きている人がたくさんいるのです。

 

日本人の僕たちに取って難しいことの1つは、

 

いきなり自分たちの住んでいた土地から強制的に見知らぬ土地に連れていかれ、家畜の様に死ぬまでこき使われ、自分の子供達も同じ運命を辿り、その悪夢が何代も続いた後にやっと一人の人間として自由な身になったにもかかわらず、全てにおいて平等で均等な機会を与えられずに社会の最下層から抜け出せない。そしていつもビクビク何かに怯えている。

 

ということを

 

リアルに想像できない、

 

ということではないでしょうか?

日本人も差別されてきた歴史があります。今でも国や地域によっては差別されることもあるでしょう。

 

ですが、500年前から続く差別や偏見に苦しみ続けている黒人達の境遇とはやはり比べ物にならないと言わざるを得ないと思います。

 

そしてだからこそ、

 

#blacklivesmatter

 

なんですね。次回のブログではこの辺りの、今起こっている世界の大きなムーブメントに触れていこうと思います。

 

キーワード

Jim Crow law : ジムクロウ法

Discrimination : 差別

Prejudice:偏見

 

Published inHiro

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