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#blacklivesmatter

さて今回はさらに時間を進め現代へ。2020年アメリカです。

 

もしまだ前回と前々回のブログを読んでいない人はぜひこちらからどうぞ。

1回目:「Racism」について書いてみよう

2回目:どこまでリアルに想像できますか?

 

2020年5月25日、黒人男性のGeorge Floyd氏が偽札を使ったという疑惑に駆けつけた白人警官が彼を拘束し膝を首に押しつけ地面に押さえつけた状態で死亡させてしまう事件が起こりました。

 

一部始終が動画で記録されていてその日のうちに世界中に拡散されることとなります。

 

白人警官によって黒人が殺害の被害になるのはもちろん今回が初めてのケースではありませんが、SNS隆盛の今だからこそ世界の隅々まで情報が届き、世界的な大きな反人種差別運動につながっていきます。

 

そこでこのムーブメントを象徴するハッシュタグ、

 

#blacklivesmatter

black lives matter

 

が使われ、拡散の中心となっています。(このハッシュタグ自体は2013年から使われ始めている様です。)

 

訳し方で印象が変わってしまいここが1つ大きなキーポイントになるのですがあえて直訳すると、

 

黒人の命は大事だ

 

となります。ここで議論になるのが、

 

#alllivesmatter

all lives matter

みんなの命が大事なんだ

 

と言う主張です。差別を受けているのはもちろん黒人だけではありません。先住民、ヒスパニック形の人たち、パレスチナ人や日本人を含むアジア人、日本国内でもアイヌや部落出身者への差別がありますよね。

 

人種差別は黒人だけの問題ではない。

 

みんなの命が大事ですよ。と言うのは一見筋の通った主張に見えます。そしてもちろんいっぺんのまじりもなく正しい主張だと思います。ですが、ここで考えてみましょう。

 

以前に紹介した反人種差別教育者の「Jane Elliot」。この人は長く人種差別と向き合ってくるなかで「茶色の目の子と青い目の子」という有名な実験を行ったりしていますが、こんな実験もしています。

 

大学の講堂(おそらく)で聴衆に対してこう尋ねます。

 

この中にいる白人の皆さんの中で今の社会で黒人が受けている扱いと同じものを受けてもいいと言う人は立ち上がってください。

 

たった一文の簡単な質問です。

 

「今自分の肌の色が白から黒になっても全然問題ないよ!と言う人は立って。」

 

と言うことですね。誰も立ち上がりませんでした。どういうことでしょう?

 

潜在的にみんな黒人の人たちの境遇や彼らに対する社会の扱いが平等でないと言うことを理解している。

 

ということですよね。平等だと認識していれば問題なく変われるわけですから。

 

要するに、#blacklivesmatterは、

 

黒人の命大事だ

 

と言うよりも

 

黒人の命大事だ

 

と言うことなんです。なぜなら特にアメリカ大陸で言うならば、1500年代に始まった大西洋奴隷貿易から現代に至るまで、

 

Black lives don’t matter.

黒人の命は大事じゃない

 

の状態が続いているからですね。例えば病院では救急で運び込まれる患者や重症患者の処置が優先されますよね?

人権という観点でみると、黒人の人たちの状態は間違いなく「重症」なんですよね。そしてそれはみんなある程度認識しています。でもそれよりも軽症な患者ばかりが優先され、重傷者の状態は一向に良くならない。だから、

 

私たちの(黒人の)命だって大事なんだ!

 

と世界中が声を上げ、なんとか届いて欲しいと願い行動しています。みんなの命が大事なんです。だったら黒人の命も大事ですよね。

前回のブログでも書きましたが、遠く離れた日本で人口の98%が日本人のなか、日常的な人種差別を「同じレベル」で受けることのない僕たちにとっては本当にリアルに想像ができずにいることで、

 

いやいやみんなの命が大切だよ、とか

他にも大変な問題はあるんじゃない?、とか

白人だって警官に殺されてるよ、とか

被害妄想じゃない?、とか

犯罪を犯すのがそもそもいけないんじゃない?、とか

 

こう言う発想になってしまうことも多々あると思います。ですが色々と歴史や時代背景、社会のシステムの変遷、文化など様々な分野での知識を得ることができればもっとリアルに想像ができ、自分なりに考え、結論を導き出し、行動に反映することができる様になると思います。

 

今回僕も色々と勉強になることも多く、皆さんとシェアできればと思いました。

 

ただ僕の持論としては、まずは家の中から。人種差別反対、戦争反対、いろんな事柄に対して声を上げ行動していても、一番近くにいる家族が不幸ならそこからまた負の連鎖が始まると思います。

 

平和は家庭から。

 

まずはそこをしっかりやりながら自分なりに動けたらと思います!皆さんにとって考えるきっかけになれば幸いです!

Published inHiro

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