なぜか昔から日本では未来形を
〜するだろう
という「不確定」「予測」といったニュアンスの意味だと教わってきました。ネット検索すると今でもこのような説明をしていることもしばしば。
今日のブログでは【未来形最終版】として、「Will」と「Be going to」の違いをしっかり理解しましょう!
そもそも「〜するだろう」とは訳さない
大前提として「Will」でも「Be going to」でも「予測」を表すわけではありません。ですが「〜するだろう」という日本語自体は当然存在するわけで、それをどう表現するか?という問題はあります。
実はこれは「Will」、「Be going to」の枠の外で考えます。どういうことかというと「不確定」な単語やフレーズをプラスアルファで加えるということです。例えば、
あいつはあの車買うと思う。
弟はここに来るだろう。
気にいると思うよ。(気にいるだろう)
Will : その場で決まること&意思・決意
まず「Will」から見てみましょう。未来形で使う「Will」は助動詞ですが、その他にも「名詞」や「形容詞」として使う「Will」もあり、しっかりと何ものなのかを把握することが大切です。
予定していなくてその場で決まること
私たちの1日や1週間はその全てのスケジュールが決まっているわけではありませんよね。仕事終わりにどうするか決まっていない日があったり、ふと何かを思いついたり、思い出したり。
「Will」はそんな瞬間に使うことが多いのです。例を見てみましょう。
地下鉄のホームで友達と話しています。
B : Really? Wow. Did he say who?
A : Oh that’s my train. I WILL tell you more about it tomorrow!
B : Ok, see you tomorrow!A : で社長が言ったの、「誰かをクビにしないとな。」
B : マジで?すごいな。誰って言ってた?
A : あ、電車きた。明日また詳しく話すよ!
B : 了解、また明日ね!
B : Oh cool! I WILL definitely check it out this weekend.
A : 渋谷のあの新しいカフェ行ってきたよ。コーヒーがめっちゃ美味しかった!
B : いいね!今週末絶対行くよ。
強い意思をもって必ずすると決意していること
名詞としての「Will」には「意思」、「遺書」と言う意味を持ち、強い気持ちを表す意味を持っています。なので、
私は〇〇をするんだ!
という強い意志を表す時にも使います。それはその場で決まったことでなく、前から考えていたことでも使えます。例を見てみましょう。
去年は忙しくてTOEICを受講できなかった。
B : Nope. I wanted to, but I didn’t have time. This year I WILL take it though!A : 去年TOEIC受けた?
B : いや、受けたかったけど時間なくて。今年は受けるけどね!
彼氏に浮気をされた彼女。
B : What?! With whom?
A : With Tamara. I WILL never forgive him!!A : 彼氏に浮気されたの!
B : え、うそ!?誰と?
A : タマラとよ。あいつ絶対許さない!
このように、
- 予定していなくてその場で決まること
- 強い意思をもって必ずすると決意していること
このような場面で使うのが「Will」となります。では次は「Be going to」を見てみましょう。
Be going to : 予定されている未来
仕事終わりに友達と飲み会、週末は家族と動物園、来週締切のプレゼン等、私たちの生活は予定や計画で溢れていますね。毎日常に行き当たりばったりという人もいるかもしれませんが・・・
そのような「予定されている未来」に対して使うのが
Be going to
です。「Be」の部分は現在形「is, am, are」のどれかが入ります。そして日常の中では「Will」より「Be going to」を使う場面がより多いでしょう。例を見てみましょう!
明日からゴールデンウィーク
B : We ARE GOING TO climb mt. Fuji!
A : Wow, really? I heard it’s a hard climb.
B : Me too. I hope I can make it to the top!A : ゴールデンウィークは何するの?
B : 富士山に登るんだ!
A : ええ、ほんと?なかなか大変だって聞いたけど。
B : だよね。山頂まで登れるといいけど!
東京への引越し
B : Yes, I am. Who told you this?
A : Your mom! When ARE you GONNA leave Osaka?
B : I’m leaving next Sunday. Come visit me sometime!A : 東京に引っ越すの?
B : うん。誰に聞いたの?
A : あなたのお母さんよ。いつ大阪を発つの?
B : 来週の日曜日。たまには遊びに来てね!
ここで2点補足ですが
Be going to → Be gonna
話し言葉で、さらにカジュアルな場面ではこのように「going to」を「gonna」に短縮することができます。ネイティブの会話ではよく出てきますね。慣れたら是非使ってみましょう。
He is going to eat lunch. → He is GONNA eat lunch.
Where are you going to buy a computer? → Where are you GONNA buy a computer?
現在進行形を未来形として使う
2つ目の会話の最後に「I’m leaving next Sunday.」とありますが、
特に会話の中では「Be going to」で表す予定された未来の文章は「Be …ing」の進行形で表すこともできる。
というルールがあります。特に「近い未来」の話をする時に使いますが、明確にな期間は決まっていません。一般的な例としては、
I’m going to go to Tokyo.
この「go」が2つ入っているこの文章なんかはよく進行形のこの形で使われます。
I’m going to Tokyo.
まとめ
いかがだったでしょうか?このように「Will」と「Be going to」には違いがあり、うまく使い分けることによってより自然な英語が喋れるようになります。
しかしながら、仮に反対で使ってしまったとしても意味が間違って伝わるということはほぼないので、まずは失敗を恐れずにどんどん使っていきましょう。その中で少しずつ使い分けができるようになっていきましょう。実際にはネイティブの使い方でも使い分けが微妙なことが時々あります。
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この記事の監修・著者情報
久米 宏幸
18歳から24歳までカナダのバンクーバーに単身留学し0から英語を習得。帰国後はGLOBE ENGLISH SCHOOLの立ち上げメンバーとしてその屋台骨を15年間支えるなか、何百人もの生徒の指導に携わった。現在は独立し英会話指導、翻訳、通訳、講演等幅広く活躍している。ポルトガル語も堪能なトリリンガル。TOEIC970点取得。
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