タバコはやめるべきだ。
例えばこの文章がテストで出てきたら、おそらく10人いたら10人がこの様に訳すでしょう。そしてこの答えは「正解」としてみなされるでしょう。
ではその10人が喫煙者だとして、実際にタバコをやめたいと思っていて「タバコをやめるべきだ。」なんて話し方する人はいるでしょうか?
まずいないでしょう。
ではなんと言うでしょう?
【Should】の本当の意味とは?4つの使い方をマスター!
【Should】には大きく分けて4つの使い方があります。
- 〜すべき
- 〜したほうがいい
- 〜しなよ
- 〜のはず
「〜すべきだ」以外にもこんなにあるんです。20年近く英会話に携わっていますが「Should」を上手に使えている初級、中級の人は非常に少ないと言えます。それほど「〜すべきだ」が強く頭に残っているということだと思います。今日は是非そこの固定観念を崩していきましょう。
Should = 〜すべきだ
そもそも大前提としてどう訳したとしても「Should」は、
個人の意見
を意味しています。法律やルールの様な何かしらの強制力が働いているというよりはあくまで発言者の価値観や倫理観等に基づいての「提案」と言えます。そしてこの「提案」のレベル、深刻度が高いか低いかで訳し方が変わってきます。わかりやすく言うと、
深刻度が高いと「〜すべき」と訳し、そこから徐々に「した方がいい」→「しなよ」と訳が変わっていきます。なので「〜すべき」と訳す状況をいくつか見てみましょう。
ここ最近原材料のコストが非常に高くなっています。商品の値上げを検討すべきです。
おそらく数年後に君のマンションの価値は上がる。今売るべきじゃないな。
Should = 〜した方がいい
2つ目は少し提案の深刻度が下がり割と日常の中での用途が多くなってきます。
明日早起きしないといけないからもう寝た方がいいよ。
ニュアンス的にはそこまで強く言いたいわけではないですよね。例えばこれがカップルの間の会話であれば、「朝起きれなくても知らんで〜」という感覚でこれで相手が早く寝ようとしなくてももうこれ以上は言わない、といったシチュエーションです。
ここで「もう寝るべきだ」と言っても言いたいことは伝わると思いますが、いきなり「小説の主人公が深刻に語り出す」みたいな違和感があるでしょう。
「〜すべき」ほど強くいう必要がない、深刻でない状況での訳し方として「〜した方がいい」の方がより自然な言い回しとなるわけですね。
もう一つ見てみましょう。
デイビッドの家行く前に電話した方がいいかな?
こちらも仲のいい友達の間の会話だったとすると、「電話すべきかな?」なんて深刻にならずに「他の人がしなくていいと言うならまあいいか。」くらいのノリでしょう。「電話した方がいい」がより自然でしっくりきますね。
Should = しなよ
こちらはもはやすでに「Should」じゃない様に感じるかもしれませんが、この使い方も非常に一般的です。
あの新しいラーメン屋。めっちゃ美味しかった!行ってみなよ!
これも根本的には「〜すべき」から来ていますが、深刻さがだいぶ低くなり軽いノリで一つ前の「〜した方が良い」よりもカジュアルな感じで使えます。他にも見てみましょう。
ねえ、明日私の誕生日でパーティするんだけど、おいでよ!
「Should」で「おいでよ」を表現するのは教科書一辺倒の勉強ではなかなか辿り着けないかもしれません。しっかり確認しておきましょう。
Should = 〜のはず
最後は自分の中での高い確率での推量を表す「Should」です。最初の3つとは少し使い方が違うので見てみましょう。
あなたのドレスをAmazonで二日前に買ったから今日明日には着くはずだよ。
すいません、彼の電話番号知らないんです。ですが私の助手なら知ってるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
〜すべき > した方がいい > しなよ
この様に深刻度に応じての使い分けができます。当然のことながら線引きはかなり微妙なこともあります。「Have to」の様に「しないといけない」という訳し方をすることも状況によっては出てきます。なのでしっかり状況判断しながら感覚的にどの使い方がしっくりくるか何度も使いながら、聞きながらマスターしていきましょう。
ある程度の確信を持って何かを言う時は、
〜のはず
と言う訳し方になるのでこちらも合わせて覚えて練習しましょう。
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この記事の監修・著者情報
久米 宏幸
18歳から24歳までカナダのバンクーバーに単身留学し0から英語を習得。帰国後はGLOBE ENGLISH SCHOOLの立ち上げメンバーとしてその屋台骨を15年間支えるなか、何百人もの生徒の指導に携わった。現在は独立し英会話指導、翻訳、通訳、講演等幅広く活躍している。ポルトガル語も堪能なトリリンガル。TOEIC970点取得。
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