【苦手を克服!】分詞は形容詞?これを読んだらもう大丈夫!

英会話学習法
1. I’m bored.
2. I’m boring.

どっちが「退屈してる」という意味になりますか?

正解は、

1の

I’m bored.

ですね!

この二つの形は「過去分詞」と「現在分詞」と呼ばれます。ということで今日は苦手な人も多い「分詞」について詳しく書いてみましょう!

分詞ってそもそも何?

まずは分詞が何かというところから見てみましょう。意味を見るというよりも、何が分詞なのか?これの方が大切なので、ここから始めましょう。

まず「動詞」は皆さんご存知ですね。動作を表す言葉で、日本語なら基本的に「u」の音で終わる音です。

  • NOMU – Drink
  • TABERU – Eat
  • KIKU – Listen / hear
  • SHIRU – Know
  • IKU – Go

このような言葉たちが「動詞」ですね。そして動詞は「状況に応じて形が変わる、活用する」という性質を持っています。これは要するに

  • 原型(現在形)
  • 過去形
  • 過去分詞形

というように中学生くらいの時に必死に覚えた変形パターンですね。例えば、

Go – Went – Gone

と言った感じですね。呪文のように覚えたのではないでしょうか?そしてここにすでに

過去分詞

が出てきていますね。では現在分詞とはどういうものか?これはずばり、

Going

です!いわゆる動詞のing形と言われるものですね。全ての動詞にingをつけることができて、この形こそが

現在分詞

なのです。ということは並べると順番は若干しっくりこないかもしれませんが、

Go – Went – Gone – Going

という4つで1セットで理解すると現在分詞と過去分詞がなにかというのがわかりやすいのではないでしょうか?では次に分詞の役割を見てみましょう。

分詞は何に使う?

実は分詞には様々な役割があります。

今の今起こっていること、現在進行形として使う。
I’m eating pizza.
俺はピザを食べている。
「〜される、された」という意味の受け身形、受動態として使う。
The house was bought by a Kenji.
家はケンジに買われた。
そしてもうひとつ、
形容詞として使う。
The movie was exciting.
映画はとても楽しかった。(わくわく、ドキドキした)
今日はこの3つ目の形容詞的用法にフォーカスを置いて見てみたいと思います。

分詞は形容詞

さてなぜこの「分詞 = 形容詞」にフォーカスを置きたいかという理由は、

よく間違えてしまうから

です。現在分詞も過去分詞も形容詞となり、同じ動詞からの変形なので、どっちで言えばいいかわからないというのが主に問題となっています。そしてほとんどの人が「現在進行形」としての現在分詞の使い方を先に覚えてしまうのでこれがまた1つ混乱の原因となっています。

例えば冒頭の

I’m bored.
I’m boring.

この問題で、多くの人が

退屈している = I’m boring.

と選択してしまいます。他にも、

ワクワクしてる = I’m exciting.

というのもよくある間違いのパターンです。これは進行形をイメージしてしまっているので「退屈してる」「ワクワクしてる」の「してる = 進行形」という思考回路で考えてしまっているからです。

ではなぜそれではダメなのかというと、

bore = 退屈させる
excite = ワクワクさせる

そもそもこのような動詞は「〜させる」という意味があるので、

I’m exciting.

というと、

私はワクワクさせている。

という意味になります。「何を?」と聞き返したくなる文章だということです。なので現在進行形の形にしても、

ワクワクしてる

という意味にはならないのです。

このような単語はよく使うものでみてもかなりの数があります。

分詞の形容詞形としてよく出てくる単語

  • bore:退屈させる
  • excite:ワクワクさせる
  • tire : 疲れさせる
  • interest:興味を持たせる
  • disappoint:がっかりさせる
  • annoy:イライラさせる
  • amaze:驚かせる
  • shock:ショックを与える
  • surprise : びっくりさせる

現在分詞か過去分詞で迷ったら?

このように元の動詞の意味をしっかり理解していると間違えにくいのですが、もう1つ頭に入れておくと区別しやすい方法があるので紹介します。

現在分詞は第三者がいて成り立つ

過去分詞は自分だけで成り立つ

説明しましょう!

現在分詞は第三者がいて成り立つ

現在分詞なので「ing」の形ですね。

これは「誰かや何かが第三者にとって〇〇だ」と考えることができます。

例えば

interest : 興味を持たせる

の現在分詞

interesting:おもしろい

という意味ですが、こういう文章があったとしましょう。

This book is interesting.
この本はおもしろい。

これは「この本が私にとって、誰かにとっておもしろい。」ということですね。なので「主語になるものがそれとは別の第三者にとって〇〇だ。」ということになります。基本的には第三者の判断のもと成り立つものです。ものに使われることが多い現在分詞ですが、人に使うこともできます。

My teacher is interesting.
私の先生はおもしろい。(興味深い)

これも「先生」を「別の誰か」がおもしろいと判断しているということですね。なので「私」

を主語にして現在分詞を使うと、

I’m interesting.
私は面白い(人間だ)。
I’m exciting.
私は刺激的(な人間だ)。

というような自信満々の、本当に他の人がそう思ってる?みたいな微妙な空気になるでしょう(笑 文法的には間違っていませんが。

過去分詞は自分だけで成り立つ

反対に過去分詞は自分だけの感情で他の人は関係ありません。

同じ単語を使ってみてみましょう。

He is interested in art.
彼はアートに興味がある。

アートに興味のあるのは主語になる人で、他人の判断が入り込む余地がありません。なのでモノが主語になるとおかしなことになることが多々あります。

The book is interested.
本は(何かに)興味がある。
The live concert is excited.
ライブはワクワクしている。
Running is tired.
走ることは疲れている。
The movie is bored.
この映画は退屈してる。

このようにモノやコトがまるで擬人化されたような変な文章になってしまいます。

なので、過去分詞を形容詞として使うときは「主語自体」がどういう気持ちか?状態か?を考えて使うと間違いないでしょう!

まとめ

そもそも分詞がなにか?というところを抑えることが重要です。

分詞には現在分詞と過去分詞があり、形容詞になる性質を持っている。

現在分詞は動詞のing形

過去分詞は活用の3つ目(形は単語によって違う)

現在分詞は主語ではなく第三者の判断をもとに気持ちや状態を表す。

過去分詞は主語の人、モノの気持ちや状態を表す。

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この記事の監修・著者情報

久米 宏幸
18歳から24歳までカナダのバンクーバーに単身留学し0から英語を習得。帰国後はGLOBE ENGLISH SCHOOLの立ち上げメンバーとしてその屋台骨を15年間支えるなか、何百人もの生徒の指導に携わった。現在は独立し英会話指導、翻訳、通訳、講演等幅広く活躍している。ポルトガル語も堪能なトリリンガル。TOEIC970点取得。

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