【攻略!】あなたを悩ませる前置詞をまずは半分攻略しましょう!

ビジネス英語

今回のテーマは「前置詞」です。

in = エリア

at = それ以外の場所

僕が教えるときは大体最初はこのように教えます。「大阪」なら「in」、「高島屋」なら「at」という具合です。ですが、皆さんも当然ご存知のように、この二択で前置詞を使いこなすことはできません。まず「場所」に対して使う前置詞だけでなくもっと幅広い用途で数もたくさんありますね。

その数35個。

結構多いですね!では前置詞を少しでも攻略するために、一つ有効な方法を今日は紹介したいと思います。

Phrasal verbs = 句動詞

 

皆さん句動詞というのを聞いたことありますか?

これは「動詞+前置詞」(副詞のパターンもあり)で構成され、動詞だけではなり得ない意味を持つフレーズのことです。「動詞+前置詞+前置詞」のパターンもあります。

と言った説明ではわかりにくいので実際に例を挙げてみましょう。

 
Get + up = 起きる

こんなの知ってるよ!

とお怒りの声が聞こえそうですが、これがまさに「句動詞」です。侮ることなかれです。正確な数を数えた人はいなさそうですが一説には五千にも及ぶと聞きます。

一つ大きな役割としてあるのが、「少し小難しい動詞には多くの場合それと同じ意味を持つ句動詞がある」ということです。例えば、

 
Withdraw = take out = お金を引き出す

日常英会話では多くの場合、かしこまった単語よりもより柔らかい表現、「句動詞」で表現します。ネイティブの会話を聞いていると実はこの句動詞を多用しています。そして今回シェアしたい情報とは、

会話や文章の中で見る多くの前置詞は動詞とくっついているもので、句動詞を覚えることによって半分(おそらく)くらいの前置詞の使い方を覚えることができるということです!!もちろん5000個も覚える必要はありませんし、まずは使用頻度の高いものから覚え、徐々に数を増やしていくといいでしょう!

例文で確認してみよう!

先日「再生回数1億越えの洋楽から学ぶ・・・」で紹介した映画「ワイルドスピード」の曲

See you again

の中にこんな歌詞があります。

How can we not talk ABOUT family when family is all that we got.

Everything I went THROUGH, you were standing there BY my side.

And now you (are) gonna be WITH me FOR the last ride.

この中に出てくる5つの「前置詞」の中で

3つは句動詞で使われている。

2つは前置詞のみで使われている。

というように、もちろん文章にもよりますが、句動詞の中で使われている「前置詞」が多いのがみて取れます。ということで句動詞をたくさん覚えれば前置詞を半分くらいは攻略できるということです!

それでは使用頻度の高い句動詞を見てみましょう。

【Get】の句動詞

 
get over 〇〇 = 〇〇を乗り越える、気持ちを切り替える、忘れる

 

I miss my ex…
元カノに会いたい・・・

Come one.  You should get over her.  It’s been 3 months!
ケン、もう3ヶ月だよ。そろそろ忘れなよ!

 
Get along with 〇〇 = 〇〇と気が合う、仲が良い

Do you get along with your sister?
妹とは仲良いの?

Not at all!  We never get along because we are so different.
全然!全く違うから全然気が合わない。

【Look】の句動詞

 
Look into 〇〇 = 〇〇を調査する、見ておく

Hey Yuki, did you have a chance to look into the hotels for our business trip?
ユキ、出張の時のホテル、見る時間あった。

I did.  The cheap hotels are all booked.
うん。安いのは全部埋まってるよ。

 
Look up to 〇〇 = 〇〇を尊敬している

 

I really look up to my boss.  He is like my hero!
上司まじで尊敬する。俺のヒーローだよ!

I just heard it now, but it looks like he stole company’s money.
今聞いたんだけど、彼会社の金横領したみたいよ。

【Take】の句動詞

 
Take up = スペースを取る

Can I put my new chair here?  I’ll sit on it to watch TV.
新しい椅子ここに置いていい?これに座ってテレビ見るんだ。

No way!  That takes up so much space!  We have a sofa.  Why would you need another chair?
だめよ!スペース取りすぎ!ソファーあるのに、なんで椅子がいるの?

 

 
Take over = 仕事を引き継ぐ
 
I’ve been working on this report and I’m almost done, but I have to pick up a guest at the airport now.  Can you take it over?
この報告書やっててもう直ぐ終わりなんだけど、ゲストを一人空港まで迎えに行かないといけないから引き継いでもらえる?

Sure thing!  I’ll leave it on your desk when I’m done.
もちろんです!終わったら机の上に置いておきますね。

【Put】の句動詞

 
Put out = (火を)消す

There was a fire in my apartment building last night, but the firefighters were able to put out the fire quickly.
昨日うちのマンションで火事があったんやけど、消防士が直ぐに消化でしてくれたんよ。

Oh my god, that’s horrible!  But good thing your apartment didn’t get burnt down.
ほんまに?怖いな!でもあんたの部屋燃えなくよかったやん。

 
Put together 〇〇 = 〇〇を組み立てる

Who put together this shelf?
誰がこの棚組み立てたの?

That would be me.  What’s wrong?
それあたしだ。どうかしたの?

The screws are loose and it’s really shaky.
ネジはゆるゆるだし、ガタガタだよ。

自然な会話の中で覚える+練習しましょう!

さていかがだったでしょうか?

紹介したものはほんの一例ですが、よく日常の場面で出てくるものばかりです。ちりも積もれば・・・なので一つずつ覚え使えるように練習しましょう。使えるようになるとよりナチュラルな英語が喋れるようになります!

句動詞を覚えたら体得するまで実際に使って練習しないといけないですね。そんな時は英会話スクールにいきましょう。

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この記事の監修・著者情報

AI英会話講師 Rosa
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